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門柱ができるまで

何気なく目にしている門柱ですが、意外とどんな風に作られて、出来上がっていくのか、ご存じでない方が多いのではないでしょうか。
今回は、先日ご紹介した事例「モノトーンに植栽で奥行きを持たせたモダンな新築外構 大津市」の門柱部分のメイキング画像をご紹介します。

まず、必要なのは基礎固めです。
ブロックを積み上げる前にコンクリートの基礎を作ります。
完成後からはうかがい知ることのできない場所ですので、目にする機会もなく、あまり気にされないかもしれませんが、基礎をしっかりすることで門柱の強度が上がります。

コンクリート打設については、以前にご紹介した駐車スペースの土間打ちと考え方は同じです。
(⇒ ブログ記事「新築外構の工事中をご紹介!」はこちら
まずは、掘削して砕石を敷き詰め、圧力をかけて締め固める作業を行います。
この工程を怠ると、あとから沈下してしまいます。

dummy - 門柱ができるまで
門柱より広い範囲に基礎を打つので、大きめに型枠を組み、その中に鉄筋を敷きます。
この際、鉄筋の下にスペーサーブロックを入れるのも、土間打ちの時と同じです。
ブロックを入れないと、下地に鉄筋が接触しているため、コンクリート下部は鉄筋が露出していることになってしまいます。
また、鉄筋上部は必要以上のコンクリートの厚みが乗っているため、せっかくの鉄筋の力が伝わりません。

dummy - 門柱ができるまで
出来上がったコンクリートベースはこちら。
十分な厚みがあるか、きちんと確認します。

dummy - 門柱ができるまで
その上に一段づつ、丁寧にブロックを積んでいきます。
もちろん、配筋もしっかりと。

dummy - 門柱ができるまで
積み終わり、下地を塗り終わったところ。
この上から色を重ねて完成です。

dummy - 門柱ができるまで
京阪グリーンでは、安心して暮らしていただけるよう、しっかりと定めた施工基準に則り、工事しています。

dummy - 門柱ができるまで 設計担当:秋田

2022年1月22日